今期を
振り返り
毎年大雨が降った後には、神川からの用水の取り入れ口を見て回り、田畑に取水の出来ない箇所については上田市と打合せをしてきました。
また、台風時には、神川橋には多くの倒木が引っ掛かっている状況と川底がセンクツされている状況を見て、長野県上田建設事務所に足を運び、神川に2箇所の堰堤工事をしていただき、また、境橋から神川橋間のアカシアの伐採をしていただき大雨に対する現状で出来うる対応はしてきました。
しかし、2年前の令和元年10月12日の東日本台風は、県内で初めて大雨特別警報が発令され、その被害は甚大なものであり今期の活動の中で最も印象に残るものでした。今までに日本に上陸した台風で最も中心気圧が低かった室戸台風や伊勢湾台風を上回る勢力で(11日の時点で915hPa)県内に接近していましたので、当日は朝6時から神川、千曲川の巡回をし、水位をチェックしておりました。
しかし、佐久地域から上田地域にかけての雨量は激しさを増し、夕方には神川の水位よ
り千曲川の水位が上回り逆流が起こり始めていました。
同時に菅平ダムの放流や上田市においても避難指示が出て、各自治会役員の皆様や消防団の皆様のご協力の中、指定避難所や各自治会館に住民の皆様を誘導していただきました。夜には千曲川の越水が始まり撤退を余儀なくされましたので、私は各避難所を回って地域の現状と千曲川の水位、アメダス情報等を報告させていただきました。
24時をまわってから最後に消防団の皆様に感謝申し上げた次第です。
翌日からは上田電鉄の橋の一部崩落や各地で起こった土砂崩落等の報告を受け上田地域を初め、丸子、武石、真田の現場をかけずり回っていましたので、もうこんな災害は二度
と経験したくないという思いと災害に強いまちづくりを今後も心掛けていこうと考えています。
もうひとつの大きな出来事は、新型コロナウイルス感染症です。
皆様よりワクチン接種の対応や上田市の感染者公表について多くのご意見を頂戴し、市の担当課と話し合いをしてまいりました。
今後もリバウンドする可能性もあり、引き続き感染症対応にあたってまいります。
また、コロナ感染拡大長期化により職を失う等、経済的に苦しい家庭や企業の皆様の声を市政に届けてまいります。